第1回 日本フェムテック協会認定資格1級
講座概要

 
フェムテック認定2級で学んだ「フェムテック概論」「フェムテラシー」をベースに、受講者のより深い理解と、幅広い展開、実践的なアクションを実現するための講座です。女性特有の健康に関する理解を深めた合格者が、自らの課題解決のみならず、企業におけるミッションの達成や、他者や社会課題の解決に向けて動き出せるよう、更に知識を提供します。心身の健康や社会的知識・スキルをブラッシュアップするとともに、企業内での女性の健康増進や女性活躍推進、フェムテックビジネスの推進や起業にも役立つ「法律」や「マーケティング&ビジネススキル」などをお伝えします。受講者の皆さんの自律的キャリア形成と自己実現、組織や社会の課題解決やQOL向上の双方を目指します。

 

講座内容/講師プロフィール ※敬称略


 ■フェムテック・フェムテラシー最前線

「生理・月経」「更年期」など、女性のライフステージにおける様々な課題を解決するフェムテック 。2025年までに5兆円規模の市場になると言われています。この講座では2級のフェムテック概論の応用編として、世界と日本の最新フェムテック事情を取り上げます。フェムテック先進国の具体的事例を紹介しつつ、今後に向けた日本の課題を提起。「フェムテラシー」向上による社会課題の解決・ウエルビーイングな社会実現の可能性について、より深く伝えます。

山田奈央子
一般社団法人日本フェムテック協会 代表理事
株式会社シルキースタイル代表取締役


上智大学文学部ドイツ文学科卒業。大手下着メーカーで下着の企画・開発を行った後、世界初の下着コンシェルジュとして、雑誌・TVなどで下着や身体のアドバイスを行う。2006年に大学の同級生である上田美央と株式会社シルキースタイルを設立。女性特有のお悩みを解決するフェムテック商品やインナーを17年企画開発している。著書に『とっておきの一着さえあればいい』(宝島社)、『下着の品格』(カナリア書房)。

■女性のヘルスケアの基礎知識

人生100年時代と言われていますが、女性が、元気で楽しく生活でできる健康寿命は、まだ80歳。男性も女性も男性ホルモンと女性ホルモンを両方持っていますが、分泌量や分泌割合・分泌の周期などに性差があります。性ホルモンの分泌の性差を理解して、女性ホルモンのアップダウンに影響を受ける女性の各ステージにおける健康課題とその対処法に関して概説を行います。

関口由紀
一般社団法人日本フェムテック協会 代表理事
女性医療クリニックLUNAグループ 理事長  女性泌尿器科医師


2006年横浜元町女性医療クリニック・LUNA開業。現在は、50歳未満の女性をスピーディーに診察する女性医療クリニックLUNA横浜元町と50歳以上の女性の心身のエイジングケアを行う女性医療クリニックLUNA ネクストステージのグループ理事長。医学博士、経営学修士、横浜市立大学客員教授、日本泌尿器科学会専門医、日本東洋医学会専門医、日本性機能学会専門医、日本排尿機能学会専門医。著書に「トイレが近い」人のお助けBOOK(主婦の友社)、女性のからだの不調の治し方(徳間書店)、セックスにさよならは言わないで(径書房)、ほか多数。

■SRHR ーセクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツー

性と生殖に関する健康と権利についての課題を概説し、様々なライフプランの選択肢があること、ブライダルチェックや不妊検査・治療の保険適応についても詳しくお伝えします。 

■LGBTQ+と企業

今日、セクシュアリティ(性のあり方)、LGBTQ+という言葉をよく耳にするようになりました。そんな中で、LGBTQ+やSOGIへのハラスメントはどのようにして起こるのでしょうか。世界情勢とともに、日本の政策・社会状況と照らし合わせ、企業として、個人としての対応を考えます。ダイバーシティ経営推進の視点からも、皆さんが考えるきっかけをつくります。

池袋 真
一般社団法人日本フェムテック協会 理事
女性医療クリニックLUNA 産婦人科医師


日本産科婦人科学会産婦人科専門医、GID(性同一性障害)学会認定医、日本メンズヘルス医学会テストステロン治療認定医、日本思春期学会性教育認定講師、女性のヘルスケアアドバイザー。女性医療クリニックLUNAで婦人科外来・トランスジェンダー外来を担当。 産科・婦人科診療からジェンダーに関することまで、"あらゆるジェンダーに平等な医療を"を心がけて、診療を行っている。

■女性特有の疾患への対応について(ピル、HRT、子宮頸がん・HPVワクチン)

2級の応用編として、低用量ピル(OC・LEP)、更年期の治療の実際と、子宮頸がん、HPVワクチンの現状についてお話しします。これらは女性にとっても、女性活躍を考える企業にとっても知っておきたい知識です。月経や更年期は個人差が大きく、職場では、個々への対応が必要です。個人としても、企業としても、女性特有の疾患についての理解と対策を深めるきっかけとなる要素をお伝えします。

小野寺真奈美
女性医療クリニックLUNA横浜元町 副院長 産婦人科医師


久留米大学医学部卒業後、2019年12月より現職の女性医療クリニックLUNA婦人科にて診療。日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医、日本女性医学学会認定専門医、日本医師会認定産業医、女性のヘルスケアアドバイザー。産婦人科を中心に女性の一生に寄り添うホームドクターを目指して診療を行っている。

■女性のライフステージに応じた受けるべき検診・健診とは? ~予防と早期発見のために~

女性は男性とは異なり、ライフステージにおいて女性ホルモンの分泌の大きな変動があり、世代によってかかりやすい病気や不調が変わります。そのため、男性とは異なる健康チェックが必要です。女性特有の検診、健診には何が必要なのかを考えます。また、検診には受けることによる不利益が伴うものもあります。メリットが上回る検診とは?検診のエビデンスとは?についてもご紹介します。

増田美加
一般社団法人日本フェムテック協会 理事
女性医療ジャーナリスト


エビデンスに基づいた健康情報&患者視点に立った医療情報について執筆、講演活動を行う。乳がんサバイバーでもあり、がんの啓発活動を行う。著書に『医者に手抜きされて死なないための患者力』(講談社)、『女性ホルモンパワー』(だいわ文庫)、『もう我慢しない!おしもの悩み』(オークラ出版)ほか多数。

■フェムテックのコミニケーション ~性差の相互理解を深める~

女性にとって働きやすい職場とは、どんな環境でしょうか。健康に働くためには性差を知って、性差を気遣い、性差に縛られない職場づくりが大切です。女性の不調にまつわる誤解や思い込みをなくし、正しく理解していただくことで、男女ともに元気に働くための健康支援体制づくりのコツをお伝えします。

長井聡里
株式会社JUMOKU 代表取締役/医師(産業医学)


1989年産業医科大学医学部卒業。産業医学基本講座修了(産業医学ディプロマ取得)、産婦人科医として臨床経験を積み、松下産業衛生科学センター、松下電工(株)本社健康管理室室長、産業医科大学産業医実務研修センター講師を経て、すてっぷ産業医事務所として独立、2013年包括的産業保健サービスを提供する株式会社JUMOKUを設立。また1997年より厚生労働省委託「働く女性の身体と心を考える委員会」委員として母性健康管理推進事業に携わり、日本産業衛生学会就労女性健康研究会世話人を務めるなど、働く女性の健康管理をライフワークとしている。

■出産育児は男女共通の課題

女性も男性も仕事をし、育児をする時代。しかし「出産・育児」は、「母親(のみの)役割」といった、伝統的性役割意識が、根強く残っているのも事実です。フェムテックの観点から「出産・育児」を捉え、社会課題として解説します。出産・育児を「大変、大変」から「楽しくて、大変」といえる社会の実現を目指し、そのために必要な要素をお伝えします。

久保主税
一般社団法人日本フェムテック協会 幹事
株式会社こそらぼ 代表取締役社長


大学卒業後、IT業界で25年ほど営業、事業開発に従事。私は39歳で父親となり、夫婦ともにぶっつけ本番、共働き育児を経験し、出産、育児の課題を次世代に繰り越さないために、ライフワークとして課題解決取り組むため、株式会社こそらぼを設立。「男性が育児に参画し、社会を変える」をミッションとし、男性の視点から出産、育児の課題を解決するため、サイエンス及びテクノロジーを活用し、仕組みで解決することに取り組んでいる。特に、虐待、産後うつにフォーカスし、産官学の連携を進行中。

■フェムテックとマネーリテラシー

がん、脳卒中、心疾患、女性特有の病気にかかる医療費について、エビデンスに基づいて解説し、女性にとっての病気とお金の問題とは何なのか(支出増、収入減、女性特有の事情とそれにかかる費用等)をお話します。女性が病気による経済的リスクに備える方法(家計の見直し、公的制度、預貯金、民間保険等の保障)も具体的にご紹介します。

黒田尚子
黒田尚子FPオフィス代表
CFP®︎区商標、乳がん体験者コーディネーター、がんと暮らしを考える会理事


1998年FPとして独立。2009年に乳がん告知を受け、自らの体験から、がんなど病気に対する経済的備えの重要性を訴える活動を行うほか、老後・介護・消費者問題にも注力。聖路加国際病院「おさいふリング」のファシリテーター、 がんと暮らしを考える会のお金と仕事の相談員、城西国際大学・非常勤講師などを務める。著書は「お金が貯まる人は、なぜ部屋がきれいなのか」(日本経済新聞出版)、「がんとお金の本」(BKC)、「50代からのお金のはなし」(プレジデント社)、「がんとお金の真実(リアル)」(セールス手帖社)など多数。

■フェムテック市場の創造とマーケティング戦略の考え方〜流行を超えて〜

ビジネス視点で「フェムテック」を洞察します。「フェムテック」が勃興する社会的背景、女性の健康・経済・社会の観点から見たフェムテック市場と今後について考える切り口を提供します。また、フェムテック・フェムテラシーを知ることは、社会課題の解決=起業を目指すチャンスでもあります。社会的意義から生まれる「ソートリーダーシップ」を知り、市場創造に必要なスキルについて理解を深めます。

本庄加代子
東洋学園大学現代経営学部 准教授 
日本マーケティング学会 理事 


慶應義塾大学大学院修了後、㈱博報堂コンサルティングの管理職を経て現職。ブランド構築、商品開発、CSR戦略、パーパス、広報PRなど企業のマーケティングに関する課題解決に長年従事。ビジネススクールにて女性のためのマーケティング講座をはじめ、企業や協会などでの講演歴が多数ある。大学教育においてはSNSマーケティングの実践を通じて、大学生のプロジェクトマネジメントスキルを養成。「ブランド戦略全書」(有斐閣・共著)などの論文著作物多数。更年期―老年期に関するエストロゲン研究の第一人者の父をもつ。

■フェムテックと法律〜関連する法律と押さえておきたい法規制

「フェムテック」と「働く女性」に関連する法律と規制を説明します。フェムテック領域には実に多くの法律が関係し、その規制は厳しく、複雑です。働く女性に関わる法律も日々変化しています。「フェムテック事業運営側」として、「女性を従業員に持つ人事労務担当」として、「働く女性個人」として知っておくべき法律の知識と最新動向を、事例を交えながら解説します。

根本鮎子
ゾンデルホフ&アインゼル法律特許事務所 パートナー弁護士


東京大学法学部、ジョージタウン大学ローセンター(LL.M.)修了、司法試験・ニューヨーク州司法試験合格。クリフォードチャンス法律事務所、K&L Gates外国法共同事業法律事務所を経て、現職。ヘルスケア・ヘルステック・フェムテック業界の企業法務・コンプラインスを専門とし、医薬品企業法務研究会国際問題研究部会・臨床研究部会アドバイザー、厚生労働省医療系ベンチャー・トータルサポート事業(MEDISO)サポーター、一般社団法人日本生物資源産業利用協議会(CIBER)倫理審査委員・同運営委員も務める。株式会社CureApp、Faber Company株式会社社外監査役。

■フェムテックとSDGsの重点ゴール

SDGsの本質的な意味の理解を深め、特に日本の深刻な課題とされている「Goal5:ジェンダーと平等」の視点を中心に「フェムテック」を洞察します。「フェムテック」を推進することは、SDGsを実現すると同時に、女性が心も身体も健康で幸せに暮らせる世界を実現していくことを解説します。
先進的なグローバル企業の事例から企業や社会へのインパクト事例も交えながらお伝えします。「バックキャスティング」の思考法を知り、女性が活躍していく社会をイメージしていきましょう。

薗田綾子
株式会社クレアン 代表取締役
BIPROGY㈱ 社外取締役、㈱ロッテ 社外取締役


1988年㈱クレアンを設立。これまでに、多数の企業のサステナビリティ経営コンサルティングやCSR・統合報告書の企画制作を支援。NPO法人サステナビリティ日本フォーラム事務局長、(公財)みらいRITA代表理事、(一社)ALLIANCE FOR THE BLUE理事、環境省持続可能な開発目標(SDGs)ステークホルダーズ・ミーティング構成員、内閣府地方創生SDGs官民連携プラットフォーム幹事、文部科学省中央教育審議会臨時委員、また次世代への教育活動として、大学院大学至善館特任教授、Center for Sustainability and Innovation(CSI)副センター長、横浜市立大学の非常勤講師などを務める。

■フェムテックとウェルビーイングと

これからの組織経営にはこれまでとは違った視点とアプローチが必要とされます。多様な人材の活用はこれまでもこれからも変わらず経営に必須の要素であり、“女性”に関してはさまざまな制度や取り組みがすでに存在しています。女性の活躍を強力にサポートする『フェムテック』が、実はウェルビーイングの推進そのものであり、ワーケーションとの親和性・相乗効果の非常に高いものであることをお話しします。

島田由香
一般社団法人日本フェムテック協会 顧問
株式会社YeeY共同創業者 / 代表取締役


2008年ユニリーバ・ジャパン入社。2014年より取締役人事総務本部⻑に就任。人のモチベーションに着目し「WAA」など独自の人事施策を多数実行、同社はForbes WOMEN AWARDを3年連続受賞した。2017年に株式会社YeeYを共同創業し代表取締役に就任。日本企業や社会のウェルビーイングリテラシー向上に貢献。企業の経営支援や人事コンサルティング、組織文化の構築支援などを通じて、日本企業のウェルビーイング経営実現に取り組んでいる。日本の人事部「HRアワード2016」企業人事部門 個人の部 最優秀賞。TeamWAA! 主宰、Delivering Happiness Japan代表/チーフコーチサルタント、Japan PositivePsychology Institute 代表。

■フェムテックと防災

災害時、避難所が開設されますが福祉避難所というものが開設されるのをご存知でしょうか?妊娠中の女性は全てこの福祉避難所にはいることになっています。普通の避難所ではケアが十分に行き届かないためです。同様に避難計画が男性社会中心に作られているためせっかく助かった命が避難生活の中で失ってしまう「災害関連死」率は女性の方が圧倒的に高いのです。仕組みとして変えることも重要ですが、個人で準備をすることも重要です。今、日本の災害時対応に女性視点「フェムテック」をどう取り入れていくべきかを考察していきます。

石川淳哉
一般社団法人日本フェムテック協会 顧問
ソーシャル・グッド・プロデューサー/株式会社ドリームデザイン代表取締役


世界のさまざまな社会課題を解決するために、クリエイティブの可能性を追求する人生と決断。 主な 仕事に、ベストセラーとなった書籍『世界がもし100人の村だったら』プロモーション、世界初のパ ブリックビューイング「2002 FIFA WORLDCUP PUBLICVIEWING IN TOKYO」、 世界中で展開中のピースアートプロジェクト「retired weapons」、大ヒットアルバ ム「日本の恋と、ユーミンと。」のプロデュースなどがある。 カンヌ国際広告賞金賞、NYADCなどを受賞。BMW次世代電気自動車i3の情報編集⻑。内閣府防災 ポータル「TEAM防災ジャパン」、助けあいジャパンと日本財団で共同運営する災害緊急情報支援サイト「いまできること」。自宅に太陽光発電を導入、EV車にシフト。 5108BASE(御殿場に創った農園&CAMP場)で完全無農薬野菜生産しながら暮らしの実装を研究中。防災士。


■論文の書き方

自分の主張したいことを、相手にわかりやすく伝えるために書くことは重要です。書く技術を理解して、練習すれば、誰でも、わかりやすい文章を書くことができます。まずは何を主張したいか決めましょう。そしてなぜそう主張したいか?そのためには何が必要か?結論は?等最初に計画を立て、計画にそって文章を書く技術を説明します。

関口由紀
一般社団法人日本フェムテック協会 代表理事
女性医療クリニックLUNAグループ 理事長  女性泌尿器科医師


2006年横浜元町女性医療クリニック・LUNA開業。現在は、50歳未満の女性をスピーディーに診察する女性医療クリニックLUNA横浜元町と50歳以上の女性の心身のエイジングケアを行う女性医療クリニックLUNA ネクストステージのグループ理事長。医学博士、経営学修士、横浜市立大学客員教授、日本泌尿器科学会専門医、日本東洋医学会専門医、日本性機能学会専門医、日本排尿機能学会専門医。著書に「トイレが近い」人のお助けBOOK(主婦の友社)、女性のからだの不調の治し方(徳間書店)、セックスにさよならは言わないで(径書房)、ほか多数。

■成功するプレゼンテーション

日本語が話せても、伝わっているとは限りません。伝えるには技術がいります。それは、まず、考えをまとめて書く、わかりやすい言葉に置き換える、ことから始まります。さらに、大切なのは、一つの言葉を幾通りにも言い換えて聞き手がイメージし理解できるようにすることです。具体例をいれるのもいいでしょう、誰かの金言でもいいでしょう。「ああ、そうね」と聞き手が思ったら、いいのです。そして最後に一番大事なことは、はっきりした声でしっかり目を見て伝えることです。
それができれば、大成功です。伝えるためのプレゼンテーションの仕方をお伝えします。

蟹瀬令子
一般社団法人日本フェムテック協会 理事
レナ・ジャポン・インスティチュート株式会社 代表取締役


㈱博報堂に入社。ユニ・チャーム「ムーニー」を生み出すなどコピーライターとして活躍。1986年家族で米国へ。ミシガン大学ビジネス学科にてマーケティングや新商品開発などを学ぶ。1993年に独立し㈱ケイ・アソシエイツを設立。業界初の「クリエイティブ・マーケッター」としての地位を確立。1999年ザ・ボディショップ・ジャパン代表取締役社長就任。2006年代表取締役退任、特別顧問を務める。自らの集大成として2007年レナ・ジャポン・インスティチュート㈱を設立。1男1女の母。夫は、ジャーナリストの蟹瀬誠一氏。